ぽんぽこブログ

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岩国フレンドシップデー シャトルバスを使うか徒歩で行くか(朝早く行く人向け)

2024/4/9時点の岩国基地の公式情報を見ると、どうやら2024年も、2019年や2023年と同様の入門方法になりそうです。

はじめに

本記事は、2019年及び2023年*1開催時の情報を基に書きます。
2024年以降の入場方式がどうなるのかは不明なので、一つの判断の材料としていただければ。


頑張って早く岩国に行って、開門前または開門時間を目指して並ぶ人向けに書いています。


ツイッターの情報を引用させていただいています。問題がありましたらお知らせください。


シャトルバス組、徒歩組、ツアーバス組 … 一番乗りは?

岩国フレンドシップデーですが、2016年~2023年ごろの経験を基にすると、入場方法として3つの系統があります。


1つ目は、徒歩です。


2つ目は、岩国駅からのシャトルバスです。


3つ目は、アーバスです。


なお、タクシーという手もありますが、タクシーに乗ったままフレンドシップデーの基地内に入ることはできません*2。結局は基地付近でタクシーを降り、徒歩入場の列に並ぶことになります。よって、タクシーは徒歩と同じと考えてください。



さて、2018年・2019年・2023年開催時ですが、この3つの系統 徒歩組・シャトルバス組・ツアーバス組はそれぞれ、手荷物検査場が異なる場所でした。


となると、誰が一番早くイベント会場であるエプロンに着けるかと言えば…

手荷物検査場が全て同じ時刻(午前7時)にオープンしたと仮定すればあくまで手荷物検査場の先頭待機者で比較したときの話ですが、手荷物検査場が会場(エプロン)に近い方が有利です。


そしてそれぞれの検査場からの、エプロン最前列までの距離ですが…

アーバス組検査場は約1km、シャトルバス組検査場は約2km*3、徒歩組検査場は約3km*4*5


圧倒的にツアーバス組が有利ですね!そして徒歩組が不利です…。



2019年開催時は、手荷物検査場の位置はツアーバス組が圧倒的有利。


しかし「ツアーバス組が有利で、次にシャトルバス組が有利、そして徒歩組が不利」というのは、あくまでも各検査場が7時に同時オープンしたと仮定したときの、各組の先頭通過者を比較した話です。


実際に今年のフレンドシップデーにて入場方法を選択するにあたっては、このあと記すことを注意して、決断を下すべきと感じます。


シャトルバスを利用するときの注意点

先述の情報だと徒歩組と比較して有利に見えるシャトルバス組ですが、注意が必要な点や運が絡みそうなポイントが結構あるわけで、精神的余裕が求められます。


最大の注意点は「バス入場ゲート及び手荷物検査場が、ツアーバス組と別か否か」という点です。


2018年、2019年、2023年は、シャトルバス使用者にとっては幸いなことに、シャトルバス組とツアーバス組のバス入場ゲートや手荷物検査場は別でした。
(2019年・2023年・2024年は、シャトルバスは基地北門(ノースゲート)、ツアーバスはCゲートからの入構です。)


しかし、過去にはシャトルバスとツアーバスで分かれていなかったこともあります。*6


アーバスと同一だと、シャトルバス組にとってどのような不利があるのでしょうか?


シャトルバスの始発は朝6時以降。その頃には、ツアーバスはすでにどんどん基地に入構しています。そしてツアーバス組は、シャトルバスが入構する前に、手荷物検査場に並べちゃうわけです*7


もしもシャトルバス組とツアーバス組で同じ手荷物検査場を使用する場合、岩国駅でどんなに早くから並んでシャトルバス第1便に乗ったとしても、手荷物検査場では大量のツアーバス組の人々が既に並んでいる列の後ろにつくしかないです。


さらに、もしも車両の入場ゲートもシャトルバスとツアーバスで一緒だと、車両検査の列も混ざる形となります。つまり、たとえシャトルバスの始発であっても、既にツアーバスが並んでいる列の後ろに並ぶわけです。


もしも今後シャトルバスとツアーバスで同じゲート・手荷物検査場を使う年があるとすれば、その年は岩国駅で早くからシャトルバスを待つ価値が非常に低いものとなる気がします。


IMG_1237.jpg
2019年、朝7時10分ごろのツアーバス組手荷物検査場の列。もしもシャトルバス組とツアーバス組の手荷物検査場が一緒だったとしたら、シャトルバス組はたとえ最初の方の便に乗れたとしても、この列の後ろに並ぶことになる。



次の注意点は「警備犬による車両の検査」。


シャトルバスはゲートに入った後、警備犬により車両の検査を受けます。これが結構時間がかかります。


シャトルバスの始発は6時~6時30分*8岩国駅を出発することになっていますが、例えば出発に手間取ったり、車両検査が長引いたりすれば、手荷物検査場オープン時刻に手荷物検査場にたどり着かない可能性もあり得ると感じています*9


シャトルバス組が手荷物検査場オープン時刻に間に合わなければ、徒歩組が先にエプロンに到着する可能性もあります。


さて先述の車両検査ですが、2019年はバスを1列に並べて実施していたので、車両検査前と検査後で順序が入れ替わることはなかったのですが、確か2015年は複数列に分かれて車両検査を実施し、しかも列によって進む速度が違ったように見えました。つまり、車両検査前後でバスの順番が入れ替わっていたのではないか、と感じました*10シャトルバスを使う人は、細かな順序にこだわっちゃいけません


次の注意点は「シャトルバスの乗降方法」。


まず、一般的なバスの乗り方として、乗った順=降りる順ではありません。当然、1台のバス内にいる乗客の順序はごちゃ混ぜになります。


さらに、先述の警備犬による車両検査ですが、1台ずつではなく、3台ぐらいまとめて実施することがあった気がします。その場合、車体検査後、降車地点には3台ぐらい同時に着く訳です。この3台が同時に降車し始めたら…はっきり言って、1台目のバスに乗ろうが3台目のバスに乗ろうが差がなくなります。


一応2019年は、7時前の時点では1台ずつ順番に降ろしていましたが、一般的にシャトルバスというのはバスを効率よく回転させるために降車地点を大きく確保して複数バス同時に降車させたりするものです。今後どうなるかわかりません。また岩国駅の乗車方法も、たしか2019年は1台ずつ乗せていた気がしますが、今後は同時複数台乗車とかもあり得るかもです。


ちなみに2023年、私も朝はシャトルバスで行きました。そのときは、車両検査待ちの列が無く、後ろにもバスが来なかったからか、1台で車両検査を受けました。
これはこれで、シャトルバス組にとっては不幸な情報かもです。運行開始時点で投入されているバスの数がそんなに多くないということですから。*11


これは私の想像ですが、岩国駅付近でバスが列を作ってしまうようなことを避けるために、間隔や流量を調整してバスを投入しているのかもしれません。あくまで想像であり、2023年だけかもですが。
この場合、(同一バス内の順序はともかく)バス間の順序の逆転は起きづらくなるため先頭に並ぶことの価値は上がりますが、一方でシャトルバス列の進みは遅くなります。



次の注意点は「アーバスルートへの誤誘導」。


シャトルバス(特に運転手が慣れていない1周目)は、岩国駅から基地まで誤ったルートを進んでしまう恐れがあります。嘘だと思われるかもしれないですが可能性は捨てきれません。特に路線バスタイプではなく観光バスタイプのシャトルバス。ルート途中で立っている警官や警備員が「このバスはツアーバスだな」と勘違いしたとき、ツアーバスのルートに誘導しかねないです。実際にこれが起きたら、当該のバスは後続のバスより到着が遅れるでしょう。


岩国駅前で徹夜するか検討している人は、上記のことを覚悟し、「たとえ自分より後のバスに抜かれても構わない」という気持ちを持てるような時刻から並んでください。


一番最初に岩国駅に並んだからと言って、一番最初に手荷物検査場を通過できるとは限らないのがシャトルバスです。


そして、2023年に判明したシャトルバスのリスクもあります。しかもかなり大きいリスク。


1つ目は、シャトルバスの列に並ぶ人の多さと早さが苛烈になっているということ。


2023年は雨ながら、なんと前日の17時には既に結構な数の人が並んでいました。
そして広島始発の臨時列車が岩国駅に到着したあとは、最後尾は立石交差点越え。「雨で来場者が少ないはずなのに」なのか、「雨でシャトルバスを選択する人が多かったから」なのか…?


なお2024年は、いわくにバス公式より、『「列に荷物だけを置く」「代表者だけが並ぶ」を禁止します』と案内されています*12。早くから並ぶならしっかりと覚悟を持ってちゃんと並びましょう。


そして次が最大のリスクで、「もしも徒歩組のゲートが6時30分に開いた場合、為す術がない」ということ。


そんなことある??と思われるかもしれませんが、2023年の徒歩組の検査場は6時40分には開いています。


2023年は、案内されていたシャトルバス運行開始予定時刻は6時30分でした。もしもシャトルバス第1便が6時30分出発だったら、たぶんシャトルバス組先頭と徒歩組先頭はいい勝負だったのでは?
実際は2023年のシャトルバスも第1便は6時15分ぐらいには出発していたようです。実際にシャトルバス組先頭と徒歩組先頭のどっちが勝ったかは不明。*13



2023年は雨だったからか、7時以降、岩国駅シャトルバス列は相当長かったのに対して、徒歩組の待ち列はそんなに長くなかったようです。手段を選ぶときは最新の情報を基に選択することが重要なようです。

徒歩やタクシーで行くときの注意点

まず留意しなければならないのは岩国駅シャトルバス待ち列が長いから、徒歩(またはタクシー)にしよう」と安易に判断しないほうがよいということです。


仮にシャトルバスが基地の前までしか行かないタイプで*14シャトルバス組は基地付近到着後、徒歩組が既に並んでいる手荷物検査の列の最後尾に並ぶ、というものならば、「シャトルバス待ち列が長いから、徒歩にしよう」という選択は全然有りだと思います。


しかし岩国フレンドシップデーの場合、シャトルバス組と徒歩組では手荷物検査場が異なります。*15


シャトルバスの列は、単なる移動手段を求めての列ではありません。むしろ、いわば「シャトルバスゲート」の列なのです

そして、徒歩組は徒歩組用ゲートの前に、別の列があるわけです。そしてこの徒歩組の列、2019年は結構えぐかったらしいです。*16


タクシーも徒歩同様です。岩国駅からタクシーで、ある程度基地近辺まで行けるものの、結局は途中でタクシーを降りて徒歩組の列に並ぶことになります。だから、「シャトルバスが動く前にタクシーに乗って基地前まで行く」という選択は、シャトルバス組に対して有利な選択かというと、そうとは限らないのです。



ただ、2023年は雨だったからか、徒歩組の列はそこまで長くなかったようです。



次の注意点は「門の前の列形成方法」です。


2018年・2019年・2023年に徒歩組の入場門として使用された西門(ウエストゲート)は、そこそこ広い道に面した門です。列は門前の道路に形成されます。


2018年は、先に門から南に向けて列ができていたみたいですが、なぜかその後北側にも別列が発生したみたい。結構混乱していたようです。こういうイベントではよくあることです。


しかし2019年は、門の外の列形成もしっかり管理されていたようです。


列形成がしっかりしているのであれば、もしかしたら一番不確定要素を小さくできるのは、徒歩なのかも、と思っています。



あと、注意点ではないですが、2019年は検査場が基地のゲート付近だったのに対して、2023年は検査場が基地入場後に数分歩いた先に位置していたようです。基地のゲートが6時にオープンし、列は検査場手前まで引き込まれ、そして検査場は6時30分過ぎにはオープン。この2023年の条件なら、先頭で比較すればシャトルバスに敵わない可能性もありますが、シャトルバスはどうしてもバスの輸送量に限界があるため、もう少し広い時間帯で見れば徒歩組も結構いい感じです。が、2024年以降はどうなるか知りません。


アーバスを利用するときの注意点

残念ながら私はアーバスで岩国フレンドシップデーに参加したことがないので、詳しい情報を持ち合わせていないです。


しかしながら、誰よりも早く基地に入場したいからという理由だけでツアーバスを使うのは、かなり博打だと思います。


理由の1つ目は、ツアーバス岩国基地到着時刻は、自分の意志でコントロールできるものではないということ。


理由の2つ目は、手荷物検査場に並ぶ順番を左右するのは、ツアーバスから降車するタイミングと、駐車場内の停車位置だと想像するからです。これも自分でコントロールできない。


どんなに自分のツアーバスが早く基地に入場できたとしても、車内で待たされ、ある程度駐車場に他バスが溜まった後に「ツアーバスから降車していいよ」と一斉に許可が出るのであれば、検査場に並ぶ順序は運次第な気がします。この辺りの情報は誰か知っている人が解説してほしいですね。


また入場とは関係ないですが、そもそもツアーの参加者は、基地から帰る時間を自分で決めることができないです。それを踏まえても「ツアーバスは便利」「ツアーバスのほうが望ましい」と思う人がツアーバスを利用すべきと思います。


どの入場方法においても共通する注意点


2019年・2023年は、手荷物検査場オープンを以て、エプロン全域開放でした。


しかし過去、年によっては、手荷物検査場オープン後、エプロンの途中までしか行けず、時間が経ってからエプロン全域開放となったこともあります。


この場合、手荷物検査場を早く通過しても、エプロン途中でまた待機することになります。


エプロン全域開放の待機は結構ごちゃごちゃした記憶があり、手荷物検査場の順序や検査場からの距離なんてリセットされるようなものなので、注意が必要です。



また、どんなイベントもそうですが、やっぱり列が作られ始める時刻というのは年々早くなってきている気がします。


特に2019年・2023年のシャトルバスは、前日の内からシャトルバス列用のカラーコーン等が岩国駅前に設置されていたからか、前日夕方には列ができています。


シャトルバス組の並び始めが非常に早い理由として、シャトルバス組の手荷物検査場の位置が徒歩組に対して有利であるということも関係有りでしょう。


私は徹夜組に対して否定的な考えを持っていませんが、もしも、レジャーシート等で場所取りだけして夜間宿や車で過ごす人がいるならば、これは個人的に「うーん…」って感じです。これが認められると、列の形成開始時刻がどんどんエスカレートし、際限がなくなります。競馬場みたいになるのはごめんです。で、2023年は実際にそうなってしまった。


なお先述のとおり、2024年は、いわくにバス公式より、『「列に荷物だけを置く」「代表者だけが並ぶ」を禁止します』と案内されています*17。早くから並ぶならしっかりと覚悟を持ってちゃんと並びましょう。


まあ、どんなに頑張って徹夜して早く並んでも、シャトルバス組というのは岩国駅前時点での並びと手荷物検査場での並びで順序が入れ替わる可能性が結構高いので、後続の人に抜かされても平然としていられるよう精神的な余裕は持っておきたいものです。



2019年は、前日の17時ぐらいにはこれぐらい並んでいたとのこと。2023年も先述の通りです。


さいごに

まずは事前公開される会場マップ等を見る

過去の情報は参考にはなりますが、今年の状況が過去と同じになるとは限りません。


なので結局は、事前に公開される会場マップ等を見て判断を下すしかないと思っています。


入場に関しては、個人的にはマップ等において重要なのは「シャトルバス・徒歩・ツアーバスのゲートの位置」「シャトルバスとツアーバスの入場口が同一になりそうか否か」という点かなと思っています。


早くから並ぶことが本当に幸せにつながるか?

他人が早くから並ぶからと言って、自分も早くから並ぶのが正解なのかと言われると、なんとも言えないです。


特に岩国フレンドシップデーは一日中飛行機が飛び回るイベントです。持久戦です。


徹夜で並んだ結果、飛行展示中に昼寝したり、最後の演目まで体力が持たなかったりしたら、よくないです。いろいろ考えた上で、並び始める時間を判断するのがよいかと。

開門ダッシュによる混乱は、たぶん起こらない

三沢基地もそうですが、米軍基地のイベントは開門ダッシュが起こりにくいですね。なぜなら、ダッシュしたら途中で体力が無くなるから。手荷物検査場から滑走路付近までの距離は非常に長く、持久走でもきついですよ。やっぱり開門ダッシュによる混乱を防ぐためには、この手に限るのかも…。

*1:2020年~2022年は開催無し。

*2:あくまで2023年時点では。

*3:公式案内では徒歩15分と言われていました

*4:公式案内では徒歩30分-40分と言われていました

*5:あくまで2019年開催時です。

*6:確か2015年・2016年・2017年は手荷物検査場が同一。また少なくとも2015年は手荷物検査場だけでなくバスの入場ゲートも同一。

*7:2019年は実際は、ツアーバス組も7時付近になるまで降車できなかったようですが

*8:事前案内上は、2019年は6時10分、2023年は6時30分

*9:幸い2018年、2019年、2023年は、先頭組は7時の時点で手荷物検査場前にたどり着いていたようですが。

*10:そう見えただけで、実際は順序が保たれていたかもしれません。

*11:昔は、運行開始時刻に合わせて岩国駅に大量のバスがやってきた気がするのですが…。

*12:5月5日(日)フレンドシップデー(日米親善デー)開催に伴うバスの運行について | Notion

*13:なぜかツアーバス組検査場が最も遅くオープンし、ツアーバス組先頭が一番遅かったという情報もあり。真偽不明だけど。

*14:例えば三沢基地航空祭三沢駅シャトルバスはこのタイプですね

*15:少なくとも2019年までは。

*16:これは早朝組というよりは、少しゆっくり基地に向かった人が引っかかるパターンな気がしますが。

*17:5月5日(日)フレンドシップデー(日米親善デー)開催に伴うバスの運行について | Notion