- はじめに
- シャトルバス組、徒歩組、ツアーバス組 … 2019年の一番乗りは?
- シャトルバスを利用するときの注意点
- 徒歩やタクシーで行くときの注意点
- ツアーバスを利用するときの注意点
- どの入場方法においても共通する注意点
- さいごに
はじめに
本記事は、2019年開催時の情報を基に書きます。
2022年以降の入場方式がどうなるのかは不明なので、一つの判断の材料としていただければ。
頑張って早く岩国に行って、開門前または開門時間を目指して並ぶ人向けに書いています。少なくとも、朝7時までには基地に向かいたいと思っている人向け。
ツイッターの情報を引用させていただいています。問題がありましたらお知らせください。
シャトルバス組、徒歩組、ツアーバス組 … 2019年の一番乗りは?
岩国フレンドシップデーですが、2016年~2019年ごろの経験を基にすると、入場方法として3つの系統があります。
1つ目は、徒歩です。
3つ目は、ツアーバスです。
なおタクシーという手もありますが、タクシーに乗ったままフレンドシップデーの基地内に入ることはできない*1ので、結局は基地付近でタクシーを降り、徒歩入場の列に並ぶことになります。よってタクシーは徒歩と同じと考えてください。
さて2019年開催時ですが、この3つの系統 徒歩組・シャトルバス組・ツアーバス組はそれぞれ、手荷物検査場が異なる場所でした。
となると、誰が一番早くイベント会場であるエプロンに着けるかと言えば…
手荷物検査場は全て同じ時刻(午前7時)にオープンしたと思いますので、手荷物検査場の先頭待機者で比較すれば、手荷物検査場が会場(エプロン)に近い方が有利です。
そしてそれぞれの検査場からの、エプロン最前列までの距離ですが…
ツアーバス組検査場は約1km、シャトルバス組検査場は約2km*2、徒歩組検査場からは約3km*3。*4
圧倒的にツアーバス組が有利ですね!そして徒歩組が不利です…。
2019年開催時は、手荷物検査場の位置はツアーバス組が圧倒的有利。
しかし「ツアーバス組が有利で、次にシャトルバス組が有利、そして徒歩組が不利」というのは、あくまでも各組の先頭通過者を比較したときの話ですし、2019年という一例の話です。
実際に今年のフレンドシップデーにて入場方法を選択するにあたっては、このあと記すことを注意して、決断を下すべきと感じます。
シャトルバスを利用するときの注意点
先述の情報だと徒歩組と比較して有利に見えるシャトルバス組ですが、注意が必要な点や運が絡みそうなポイントが結構あるわけで、精神的余裕が求められます。
最大の注意点は「バス入場ゲート及び手荷物検査場が、ツアーバス組と別か否か」という点です。
2018年や2019年は、シャトルバス使用者にとっては幸いなことに、シャトルバス組とツアーバス組のバス入場ゲートや手荷物検査場は別でした。
しかし、過去にはシャトルバスとツアーバスで分かれていなかったこともあります。*5
ツアーバスと同一だと、シャトルバス組にとってどのような不利があるのでしょうか?
シャトルバスの始発は朝6時。その頃には、ツアーバスはすでにどんどん基地に入構しています。そしてツアーバス組は、シャトルバスが入構する前に、手荷物検査場に並べちゃうわけです*6。
もしもシャトルバス組とツアーバス組で同じ手荷物検査場を使用する場合、岩国駅でどんなに早くから並んでシャトルバス第1便に乗ったとしても、手荷物検査場では大量のツアーバス組の人々が既に並んでいる列の後ろにつくしかないです。
さらに車両の入場ゲートがシャトルバスとツアーバスで一緒だと、車両検査の列も混ざる形となります。
もしも今後シャトルバスとツアーバスで同じゲート・手荷物検査場を使う年があるとすれば、その年は岩国駅で早くからシャトルバスを待つ価値が非常に低いものとなる気がします。
2019年、朝7時10分ごろのツアーバス組手荷物検査場の列。もしもシャトルバス組とツアーバス組の手荷物検査場が一緒だったとしたら、シャトルバス組はたとえ最初の方の便に乗れたとしても、この列の後ろに並ぶことになる。
次の注意点は「警備犬による車両の検査」。
シャトルバスはゲートに入った後、警備犬により車両の検査を受けます。これが結構時間がかかります。
シャトルバスの始発は6時ごろ*7に岩国駅を出発することになっていますが、例えば出発に手間取ったり、車両検査が長引いたりすれば、手荷物検査場オープン時刻に手荷物検査場にたどり着かない可能性もあり得ると感じています*8。
シャトルバス組が間に合わなければ、徒歩組が先にエプロンに到着する可能性もあります。
さて先述の車両検査ですが、2019年はバスを1列に並べて実施していたので、車両検査前と検査後で順序が入れ替わることはなかったのですが、確か2015年は複数列に分かれて車両検査を実施し、しかも列によって進む速度が違ったように見えました。つまり、車両検査前後でバスの順番が入れ替わっていたのではないか、と*9。シャトルバスを使う人は、細かな順序にこだわっちゃいけません。
次の注意点は「シャトルバスの乗降方法」。
まず、一般的なバスの乗り方として、乗った順=降りる順ではありません。当然、1台のバス内にいる乗客の順序はごちゃ混ぜになります。
さらに、先述の警備犬による車両検査ですが、1台ずつではなく、3台ぐらいまとめて実施します。そのため車体検査後、降車地点には3台ぐらい同時に着く訳です。この3台が同時に降車し始めたら…はっきり言って、1台目のバスに乗ろうが3台目のバスに乗ろうが差がなくなります。
一応2019年は、7時前の時点では1台ずつ順番に降ろしていましたが、一般的にシャトルバスというのはバスを効率よく回転させるために降車地点を大きく確保して複数バス同時に降車させたりするものです。今後どうなるかわかりません。また岩国駅の乗車方法も、たしか2019年は1台ずつ乗せていた気がしますが、今後は同時複数台乗車とかもあり得るかもです。
シャトルバスを使う人は、細かな順序にこだわっちゃいけません。
次の注意点は「ツアーバスルートへの誤誘導」。
シャトルバス(特に運転手が慣れていない1周目)は、岩国駅から基地まで誤ったルートを進んでしまう恐れがあります。嘘だと思われるかもしれないですが可能性は捨てきれません。特に路線バスタイプではなく観光バスタイプのシャトルバス。ルート途中で立っている警官や警備員が「このバスはツアーバスだな」と勘違いしたとき、ツアーバスのルートに誘導しかねないです。実際にこれが起きたら、当該のバスは後続のバスより到着が遅れるでしょう。
岩国駅前で徹夜するか検討している人は、上記のことを覚悟し、「たとえ自分より後のバスに抜かれても構わない」という気持ちを持てるような時刻から並んでください。
徒歩やタクシーで行くときの注意点
まず留意しなければならないのは「岩国駅のシャトルバス待ち列が長いから、徒歩(またはタクシー)にしよう」と安易に判断しないほうがよいということです。
仮にシャトルバスが基地の前までしか行かないタイプで*10、シャトルバス組は基地付近到着後、徒歩組が既に並んでいる手荷物検査の列の最後尾に並ぶ、というものならば、「シャトルバス待ち列が長いから、徒歩にしよう」という選択は全然有りだと思います。
しかし岩国フレンドシップデーの場合、シャトルバス組と徒歩組では手荷物検査場が異なります。*11
シャトルバスの列は、単なる移動手段を求めての列ではありません。むしろ、いわば「シャトルバスゲート」の列なのです。
そして徒歩組は徒歩組用ゲートの前に、別の列があるわけです。そしてこの徒歩組の列、結構えぐいらしいです。*12
タクシーも徒歩同様です。岩国駅からタクシーで、ある程度基地近辺まで行けるものの、結局は途中でタクシーを降りて徒歩組の列に並ぶことになります。だから、「シャトルバスが動く前にタクシーに乗って基地前まで行く」という選択は、シャトルバス組に対して有利な選択かというと、そうとは限らないのです。
岩国フレンドシップデー、ゲートを1つに絞ったらしく入場待機列が約1キロとまさにコミケのソレ。
— にゃるせ@6/2神戸【新湊川01-02】 (@_nyaruse_) 2019年5月4日
20万人来るらしいからゲート1つならこうなるよね pic.twitter.com/HPZnmHvE4A
次の注意点は「門の前の列形成方法」です。
2018年及び2019年に徒歩組の入場門として使用されたウエストゲートは、そこそこ広い道に面した門です。列は門前の道路に形成されます。
2018年は、先に門から南に向けて列ができていたみたいですが、なぜかその後北側にも別列が発生したみたい。結構混乱していたようです。こういうイベントではよくあることです。
しかし2019年は、門の外の列形成もしっかり管理されていたようです。
列形成がしっかりしているのであれば、もしかしたら一番不確定要素を小さくできるのは、徒歩なのかも、と思っています。
今年の岩国悪質割り込み阻止処置
— 西九州 (@niitaka_sasho26) 2019年5月4日
まぁ去年は西ゲートがメインゲートとして使われたからここまで出来なかったんだろうけど。 pic.twitter.com/PHoBXlD7Lu
ツアーバスを利用するときの注意点
残念ながら私はツアーバスで岩国フレンドシップデーに参加したことがないので、詳しい情報を持ち合わせていないです。
しかしながら、誰よりも早く基地に入場したいからという理由だけでツアーバスを使うのは、かなり博打だと思います。
理由の1つ目は、ツアーバスの岩国基地到着時刻は、自分の意志でコントロールできるものではないということ。
理由の2つ目は、手荷物検査場に並ぶ順番を左右するのは、ツアーバスから降車するタイミングと、駐車場内の停車位置だと想像するからです。
どんなに自分のツアーバスが早く基地に入場できたとしても、車内で待たされ、ある程度駐車場に他バスが溜まった後に「ツアーバスから降車していいよ」と一斉に許可が出るのであれば、検査場に並ぶ順序は運次第な気がします。この辺りの情報は誰か知っている人が解説してほしいですね。
また入場とは関係ないですが、そもそもツアーの参加者は、基地から帰る時間を自分で決めることができないです。それを踏まえても「ツアーバスは便利」「ツアーバスのほうが楽ちん」と思う人がツアーバスを利用すべきと思います。
どの入場方法においても共通する注意点
2019年は、手荷物検査場オープンを以て、エプロン全域開放でした。
しかし過去、年によっては、手荷物検査場オープンとエプロン全域開放に時間差があったこともあります。
時間差がある場合、手荷物検査場を早く通過しても、エプロン途中でまた待機することになります。
エプロン開放の待機は結構ごちゃごちゃした記憶があり、手荷物検査場の順序や検査場からの距離なんてリセットされるようなものなので、注意が必要です。
また、どんなイベントもそうですが、やっぱり列が作られ始める時刻というのは年々早くなってきている気がします。
特に2019年のシャトルバスは、前日の内からシャトルバス列用のカラーコーン等が岩国駅前に設置されていたからか、前日夕方には列ができています。
シャトルバス組の並び始めが非常に早い理由として、シャトルバス組の手荷物検査場の位置が徒歩組に対して有利であるということも関係有りでしょう。
私は徹夜組に対して否定的な考えを持っていませんが、もしも、レジャーシート等で場所取りだけして夜間宿や車で過ごす人がいるならば、これは個人的に「うーん…」って感じです。これが認められると、列の形成開始時刻がどんどんエスカレートし、際限がなくなります。競馬場みたいになるのはごめんです。
まあ、どんなに頑張って徹夜して早く並んでも、シャトルバス組というのは岩国駅前時点での並びと手荷物検査場での並びで順序が入れ替わる可能性が結構高いので、後続の人に抜かされても平然としていられるよう精神的な余裕は持っておきたいものです。
明日の岩国基地フレンドシップデー、バス待ちもう並んでる😅 pic.twitter.com/Qi9F0weHAf
— Super Dlanker SHIGE (@s3h3i7g7e) 2019年5月4日
2019年は、前日の17時ぐらいにはこれぐらい並んでいたとのこと。
さいごに
まずは事前公開される会場マップ等を見る
過去の情報は参考にはなりますが、今年の状況が過去と同じになるとは限りません。
なので結局は、事前に公開される会場マップ等を見て判断を下すしかないと思っています。
入場に関しては、個人的にはマップ等において重要なのは「シャトルバス・徒歩・ツアーバスのゲートの位置」「シャトルバスとツアーバスの入場口が同一になりそうか否か」という点かなと思っています。
早くから並ぶことが本当に幸せにつながるか?
他人が早くから並ぶからと言って、自分も早くから並ぶのが正解なのかと言われると、なんとも言えないです。
特に岩国フレンドシップデーは一日中飛行機が飛び回るイベントです。持久戦です。
徹夜で並んだ結果、飛行展示中に昼寝したり、最後の演目まで体力が持たなかったりしたら、よくないです。いろいろ考えた上で、並び始める時間を判断するのがよいかと。
*1:あくまで2019年時点では。
*2:公式案内では徒歩15分と言われていました
*3:公式案内では徒歩30分-40分と言われていました
*4:あくまで2019年開催時です。
*5:確か2015年・2016年・2017年は手荷物検査場が同一。また少なくとも2015年はバス入場ゲートも同一。
*6:2019年は実際は、ツアーバス組も7時付近になるまで降車できなかったようですが
*7:2019年は6時10分
*8:幸い2018年や2019年は、先頭組は7時の時点で手荷物検査場前にたどり着いていたようですが。
*9:そう見えただけで、実際は順序が保たれていたかもしれません。
*10:例えば三沢基地の航空祭の三沢駅のシャトルバスはこのタイプですね
*11:少なくとも2019年までは。
*12:これは早朝組というよりは、少しゆっくり基地に向かった人が引っかかるパターンな気がしますが。